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ラチェザール・コストフは、「素晴らしい純粋さ」、「感嘆すべき技術を持つ独奏者」と絶賛されるブルガリア人チェロ奏者である。2006年アメリカ音楽指導者協会(MTNA)主催の若手芸術家コンクールでの優勝、2005年のキングスヴィル国際コンクールでのチェロ賞、ヘンダーソンヴィル室内楽コンクールでの優勝、ブルガリアにおいては「音楽と地球」国際コンクールでの最優秀賞などを含め、数多くの大会での受賞歴をもつ。また客演奏者や室内楽奏者としてアメリカ・日本・イタリア・ドイツ・イギリス・ブルガリアなどで多くの演奏活動している。

3年連続してタングルウッド音楽センターにおいて、レジデント・アンサンブルのNew Fromm Players のメンバーとして活躍。ジョン・ハービソン、エレン・ツウィリッヒ、ハーヴィー・ソルベルガーなどの有名なアメリカ人作曲家と協演すると共に、ヨーヨーマやジェームス・レバインのマスタークラスを受講。

ここ3年間は毎年日本でコンサートを行っており、日野市民オーケストラや立川管弦楽団などのアマチュアオーケストラのソリストとして協演したり、東京の北とぴあ(さくらホール)でピアニストの清水愛、三谷温各氏と リサイタルを行う。2008年5月に「ブルガリアの宝」財団主催でカーネギーホール内のウェイル・ホールでのリサイタルを行った後、2009年5月には同じくカーネギーホール内のザンケル・ホールで正式デビューを果たし、ツウィリッヒ、ロスラヴェッツ、カバレフスキー、サンーサーンスなど演奏される機会の少ないチェロとピアノのための曲を演奏した。

昨シーズンはカール・サン クレア指揮によるテキサス音楽祭(TMF)オーケストラと共演。ラホヤ・サマーフェストではチョーリャン・リン、オーガスティン・ハーデリッヒ、東京クァルテットとの共演も行った。

2011年10月には第5回リスト-ギャリソン国際コンクールで最優秀賞を含め多数の特別賞を受賞した。自身のアレンジによる「ハンガリー狂詩曲第2番」はフランツ・リスト作品の演奏の最優秀賞を獲得した。

2012年のシーズンには、ライプチヒ・アカデミッヒ・オーケストラのソリストとしてのライプチヒのゲヴァントハウス・ホールでの演奏会、東南アジアでの演奏会シリーズが予定されている。ノース・キャロライナ大学およびイエール大学でディプロマを取得し、ズヴィ・プレッサーやアルド・パリソットに師事した。コストフは現在ライス大学の博士課程在籍中で、ノーマン・フィッシャーに師事している。

コストフの最初のCDは2011年にNAXOSから発売された。この演奏会で演奏するチェロは故清水勝雄氏の夫人裕子氏から贈られたものです。